学生生活

学友会について(学生部長より)

積極的な学生生活で、価値ある未来をつくろう!学友会は社会に貢献できる人材を育成する!

総務委員会顧問松井徳光(食物栄養学科教授)

武庫川女子大学では、より充実した学習環境と豊かな学生生活をサポートするために、近代的な設備・施設の拡充を進めることはもちろん、大学組織の教務部や学生部、学校教育センター、キャリアセンターなどは、学生生活のソフト面を多面的に支援しています。

学生部は、より実り多い学生生活を支援するために、奨学金、学寮、下宿の紹介、学割証の発行やアルバイトの斡旋などの事務処理を行っています。さらに、課外活動を大学教育の一環に位置付け、学生が通常の講義だけでは習得できない能力を、さまざまな角度から付けることができるよう積極的に支援しています。

さて、よく『大学の4年間あるいは短大の2年間をいかに過ごしたかで、社会へ出てからの人生が大きく変わる!』といいますが、みなさんは、これから卒業するまでの学生生活の中で、何を、どのようにしたいと考えていますか?もちろん、予習・復習を欠かさず毎日の講義を一生懸命に聞き、さらに図書館等も利用して自学自習を行い、講義内容を完全に理解して着実に専門的な知識を身につけることは、学生として当然のことです。

しかし、実社会では専門的な知識だけではなく、人間関係が大切な要素になります。ですから、文部科学省が奨励しているように課外学習においても積極的にチャレンジし、団体や集団の中で意見交換し、また相手の立場に立って考え、協力する力や思いやる心を育むことが大切です。

  • 文化遺産ツアー
  • (学友会)献血者4万人達成
  • クリスマスツリー点灯式

本学では、勉学だけでなく、「社会に貢献できる人材を育成する」という教育方針を具現化した体制として「学友会」=末尾に組織図=が組織され、学生部が「学友会」を積極的に支援しています。

「学友会」は、大学と短期大学部の全学生で構成されています。大学と学生との主なパイプ役である総務委員会を中心に、クラブを取りまとめる文化部委員会と運動部委員会、快適なキャンパスライフを考える厚生委員会、体育祭実行委員会、文化祭実行委員会の6つの委員会と文化部、運動部、幹事会(クラス)が連携してさまざまな活動を行っています。また本学では、クラス制が確立されており、クラスの代表としてクラス幹事が、学科の代表として幹事長が選出されます。幹事長は総務委員会の委員でもあり、同委員会で出された学生生活に関するさまざまな報告事項や議題事項を、週に1回開かれる「幹事会」で各クラス幹事へ伝えます。その後、各クラス幹事がクラスの学生全員へ伝えます。そして、幹事会での意見や質問なども必要に応じて各委員会に伝えられるという形の連携体制が整っています。このような「学友会」は、本学の特長の一つともいえる組織です。

学友会活動の発展は目覚しく、以前から実施されてきた体育祭と文化祭の二大行事や学友会オリエンテーション、学友会献血、学友会総会、各種講習会などの活動に加え、ここ数年はマリンスポーツや世界遺産探索ツアー=写真右上=など時代のニーズに合わせたさまざまな行事が新しく展開されています。2006年度には、女子大学では前人未到の(学友会)献血者4万人達成=写真右中=の快挙を成し遂げ、マスコミ等においても広く報道されるなど、武庫川女子大学の名声を高めることにも貢献し、現在も着実な活動を続けています。

文化部や運動部のクラブ・同好会の活躍も華々しく、全国大会での優勝などが大きく報道され、クラブ・同好会への加入者は増加傾向にあります。また、優勝をかけた試合の応援に行くため、2009年度に始まった応援ツアーも盛り上がりをみせ、クラブ・同好会の活動はこれからも、ますます活発になると予測されます。

そして、2007年度は、これまでの仮設部室を使用していたクラブだけでなく、部室がなかったクラブ・同好会にも新たに部室が割り当てられ、課外活動の環境においても飛躍的に整備されました。学友会献血をはじめ、文化祭の野外ライブやクリスマス・ツリーの点灯式=写真右下=等の学友会活動は、学生が名づけた「もみの木広場」を中心に年々盛んになっており、キャンパスの西側は学友会活動の中心エリアになりつつあります。

こうした学友会活動を企画・運営しているのが、総務委員会など上記6つの委員会です。委員である学生たちは、各委員会での活動を通じて、コミュニケーション能力や行動力、協調性など社会人になってからも役立つ能力を身に付けていきます。

例えば、大学・短大の全学生の代表である「総務委員長」。最初から委員長としての自覚を持っている学生は少なく、委員長に決まった当初は、「自分は本当に委員長として武庫川女子大学の学生を引っ張っていけるだろうか?」と不安を抱きます。ところが、総務委員会のメンバーの助けを得ながら、総務委員長としての役割を一つずつ着実にこなしていく中で、徐々に成長していきます。そして1年後の学友会総会(学友会の規約、予算・決算・事業報告なども審議する学友会の最高決議機関)では、全学生の代表として、堂々と采配を振るようになるのです。

総務委員会の最後の仕事―12月のクリスマス・ツリー点灯式―が終わると、委員長をはじめ総務委員会のメンバーは、一人の学生に戻っていきます。しかし、それぞれが1年前とは比較にならないほど成長し、自信がなかった学生たちも「やればできる!」という自信を持つばかりでなく、人の気持ちを理解し、人の意見を聞け、みんなで協力し合って大きなことを成し遂げられるようになっています。このことは、総務委員会の委員たちだけではなく、厚生委員会、文化部委員会、運動部委員会、文化祭実行委員会、体育祭実行委員会の委員たちも、それぞれの委員会の活動を通して大きく成長し、社会に出てからも、たくましく生きていける力を身に付け、社会に貢献できる人材として武庫川女子大学を巣立っていくのです。

全国の大学で展開され始めている初年次教育の中で、「レポートの書き方やコンピューターの使い方などの知識や技術については、初年度の大学教育において比較的習得させやすいが、思考力、企画力、統率力などを身に付けさせることは非常に難しい」と指摘されています。そのような身に付けさせることが難しい大切な能力を高めることに関しても、本学の学友会の委員会活動は、大きな役割を果たしているように思えます。

これまで、学友会活動を支援し、委員会を、そして委員会の学生たちを見守ってきましたが、その中で、学友会活動における教育的効果に気付き、学友会組織の素晴らしさを感じることができました。

本学の「学友会」は、他大学では類をみない教学体制の一つです。学友会活動のますますの充実と発展が、これからの大学教育において極めて重要であり、必要なことであると確信しています。

学生のみなさんは、恵まれた環境の中で、有意義な学生生活を積極的に過ごし、価値ある未来をつくってください。大麻・覚せい剤をはじめ、盗難や悪質商法などの犯罪から身を守り、健全で、より豊かな学生生活を過ごしてください。それぞれの専門分野の勉学に励むと共に、課外学習から得られる生きた経験や知識も十分に習得してください。そして、笑顔で挨拶ができる魅力なども身につけてください。将来、どのような仕事がしたいのかという事も十分に考えて希望する職に就けるよう自分自身に培い、誠実で謙虚に、そして努力を惜しまない人格を形成し、社会に貢献できる人材として大きく成長されることを願っています。

学生部長 松井 徳光(食物栄養学科教授)

学友会組織図
学友会組織図

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