パリでの日本食

 パリには、日本食のレストランがたくさんあります。日本食が恋しくなったら、ルーブルの近くのパレ・ロワイヤルからオペラ座にかけての界隈の日本食レストランにでかけてみましょう。 
   
オペラ通り周辺には多くの日本関係の店がある。
 写真は、1991年撮影の観光客にも人気のあったラーメン亭と大阪。パレ・ロワイヤル付近で、ルーブルにも近い。2002年末に訪ねた時には、中華系の日本食レストランに変わっていました。
 日本食品や中華食品をほしいときは、その専門店に行けば手に入ります。日本食品の専門店としては、オペラ通り周辺に「京子食品」があり、フランスのスーパー大手のひとつモノプリのオペラ店にも棚の1mくらいを日本食品に割いています。フランスのスーパーに日本食品を卸しているのはメルカートという流通会社でイノというスーパーのモンパルナス店、ナシオン店、パッシー店などでも手にはいります。また、凱旋門の少し西のポルトマイヨーにある大丸百貨店の食品部の品揃えは豊富です。ただし、これらの店では日本の市価の2.5倍から3倍の値段となっていますので、よほど日本食が恋しくないと買う気にはなりません。カルピスは「カルピコ」という名前で売っていました。

 日本的食品を安く手に入れる方法が、中華街を利用することです。メトロのオペラ駅Operaやパレ・ロワイヤル駅Palais-Royalからゴブラン駅Gobelinsを通って南に伸びている7号線で、パリの南端にあるポルト・ド・ショワジーPorte de Choisyに、中華街があります。パリの13区にあるこの界隈は、高層の集合住宅が建ち並び、中国系の人たちが多く暮らしています。

 中華料理と日本料理は素材が同じ場合が多いので、もやし、大根、スキヤキをする場合の白菜・ねぎなどの野菜は中華食品店で手に入れることができます。これらはフランスで栽培させているのです。また日本人の好物であるラーメン・ギョウザのたぐいも、中華人民共和国製やタイ製のインスタントラーメン(2.5F)や香港製の日清ブランドのカップヌードル(5.5F)、シンガポール製の出前一丁(3F)を手に入れれば安上がりですし、ギョウザの皮とニラを買ってきて作ればおいしいのができます。また、神戸製のロングライフうどん(1人前4.6F)や森永のパック豆腐(9.8F)、とうふの元(6.5F)といった純日本食品もおいてありました。企業派遣の日本人の方の中には日本食が必須の人が多いようですからこのことは大変助かるのではないかと思います。観光客でも、ラーメンやうどんならホテルで自炊できます。
 
 なお、1フラン20円から25円で計算して下さい。
   

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