出身地:名古屋市東区
1969.3 名古屋市立自由が丘小学校卒業 1972.3 西宮市立瓦木中学校卒業 1975.3 兵庫県立西宮高等学校卒業 1979.3 京都大学理学部卒業 1984.3 京都大学大学院理学研究科修了 学位:京都大学理学博士(1984年3月)
1984.4〜1985.3 日本学術振興会奨励研究員(於:京都大学化学研究所)
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主な社会的活動
(一社)日本衣料管理協会 <理事(2008〜)、常任委員(2005〜)、専門委員(1994〜2009)>
繊維製品技術研究会(ATTS) <顧問(2005〜2007)、副会長(2007〜2015)、会長(2015〜>
西宮市消費生活審議会会長(2004〜2014)
(公財)関西消費者協会評議員(2013〜)
など
専門教育科目 | |
繊維加工学、被服整理学、環境界面科学、基礎化学、基礎化学実験、情報処理基礎実習など | |
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特別教育科目 | |
◆フランス染織紀行 | |
フランスを旅すると、古いシャトーや博物館などで、室内を美しく飾るインテリアである様々な染織品に出会うことができる。今回は、タピスリーを中心にパリやフランスの田舎への仮想的な旅を教室で行う。関空からの直行便でパリのシャルル・ドゴール空港に到着するのは夜である。その日はパリの下町に一泊して、次の日にタピスリーの代表であるゴブラン織の工房を訪ねることにしよう。ただし、ここは午後2時からしか見せてもらえないので、その前に中世の美術品や一角獣のタピスリーで有名なクリュニー美術館を訪ね、ソルボンヌ大学や朝市で有名なムフタール通を通ってゴブランに向かうことにしよう。なお、昼食はゴブラン通りの20番地にあるレストラン「マーティ」でとることにする。翌日からは、パリから足を伸ばし、日帰り旅行で、ノルマンディー公ウイリアムのイングランド征服を描いたマチルダのタピスリーのあるバイユー、ヨハネの黙示録のタピスリーのあるロワール川の下流の城下町アンジェなどへ行く。 |
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◆藍と天然染料の話 | |
最近の繊維製品に使われている染料のほとんどは、化学工業で作り出された合成染料であるが、以前は天然染料を使って染色が行われてきた。自然から色を染めるための材料や方法を、実物呈示や豊富な動画を交えながら紹介する。その中でも代表的な藍染めについては、特に詳しく解説する。古くから行われてきた藍染は、藍の植物の葉から染料を作り、それをそのままでは染色できないから、特殊な技法を使って染色できるようにして始めて可能となる。それは具体的にはどのような方法であり、そこにはどのような原理が存在するのだろうか。また、藍染は種々の植物を利用して世界各地で行われてきた。どのような植物がどのように使われてきたのだろうか。また、世界各地ではどのように藍染がなされてきているのだろうか。 |
今まで行った主な講演
◆「染色の科学」−水に溶ける染料が、染まると洗っても落ちないのはなぜ?〜動画・静止画・実物・実演で迫る〜◆最近の藍染めの科学的研究について
◆藍染めの概要とインディゴ系色素の挙動
◆藍の生葉染めの活用
◆藍の生葉による紫染めについて
◆藍染めの化学
◆自然からの色を染める
◆変退色はなぜ起こるのか、各種染色堅ろう度試験の方法と意味
◆染料の基礎知識
◆洗濯、クリーニングの基礎知識
◆洗濯絵表示が変更された
明石海峡大橋の架橋記念行事、「とくしま藍フェスタ」において、「藍染の化学」という演題での講演中に、演示実験をする筆者(1998年5月2日、徳島県上板町「技の館」)
講演内容
演示実験内容
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