ゴブラン通りのアパルトマン


 
 ゴブラン通りは、アベニューです。アベニューの多くは広場から放射状に伸びています。凱旋門のある広場からは、12本のアベニューが伸びており、あたかも星のようであることから、エトワール(星)広場と言われています。ゴブラン通りもイタリア広場という大きな広場から伸びています。

これらのアベニューは、19世紀末のパリの都市大改造で生まれた、幅の広い通りです。ゴブラン通りは、街路樹が二重になっているところがあったり、歩道に駐車スペース(パーキングメーター)もあります。
   

屋根裏部屋 パリの街は同じ様な色と建築様式の建物が立ち並んでいます。しかも道に面してすきまなくほぼ同じ高さで続いています。このことがパリの町並みに独特の雰囲気をかもしだしています。ゴブラン通りに面する建物もそうです。これらの建物は1900年前後に建てられたものが多く、中にはもっともっと古いものも含まれています。ゴブラン通りには、1900年前後に建てられた建物が並んでいます。都市大改造を機に建てられたもので、7階建てか8階建てで、最上階は屋根裏部屋になっています。この種の建物が、パリの表通りの独特の街並みを形成しています。屋根の上には煙突がいくつも立ち並んでいますが、これは、それぞれ、各部屋の暖炉からつながっています。
 

 パリの住所は、他の多くのヨーロッパの場合と同様、通りの名称と番地で表されます。建物1つずつに番地が割り振られ、通りの片方が偶数で、もう片方が奇数になります。番地は建物固有のものなので、同じ建物に住んでいる人の住所は皆同じです。また、建物は、表通りの入り口から入って、中庭の奥に建っているものも、同じ番地です。建物の1階は、商店や銀行やオフィスになってうおり、2階以上が住宅、アパルトマンです。商業地区の場合は、上層階も事務所です。

 アパルトマンには、コンシェルジュと呼ばれる管理人がおり、郵便物は、コンシェルジュが各家庭に配ります。その場合、玄関には誰が住んでいるかの表示は全くありません。コンシェルジュがいなければ各個の郵便受けがあります。コンシェルジュの多くはポルトガルからの移民がやっています。

 
観光客が普通には入れない、パリのアパルトマンに入ってみる。

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