2025年度から短期大学部(生活造形学科)の学生募集を停止することとなりました。


創造性と感性を磨く


 生活造形学科では、生活を形づくる基礎的な事柄を学ぶとともに、それぞれのコースで、衣と住の、より専門的な学習を通じて創造性と感性を磨きます。卒業生は、アパレルメーカー、百貨店、インテリア業界、建設会社などで活躍しています。短大は学ぶ期間が2年と短いですが、入学当初からコースに分かれて集中的に学びますので、実力をつけることができます。  コースに分かれて入学しますが、2014年度入学生から、別のコースの一部の科目を受講することができるようになりました。アパレルを専門的に学びながらインテリアや住居のことが学べたり、インテリアのことを学びながらファッションや服飾についての勉強をすることができます。


学びの特徴


各コースで即戦力となる技能が身に付く

アパレルかインテリアのコースを選んで、専門知識と技術を初歩から学びます。日常生活に密着した分野であり、CGやCADなど新しいデザイン教育にも力を入れ、時代の一歩先を読む力や即戦力となる技能が身に付くカリキュラムです。

ただ創るだけでなく「本物のデザイン」を追求

「本物のデザイン」とは、環境への配慮、形の美しさ、機能性、強度など、すべてを満たしているものです。その奥深さに触れ、デザイン能力を磨きましょう。さらに学びたい人には、大学の生活環境学科に編入できる制度があります。


コース紹介


アパレルコース

「衣」を学ぶアパレルコースでは、衣服に関して、そのデザインや性能などを学びます。流行に左右される衣服は、まずそのデザインが重要です。過去のデザインの変遷の中に現代のファッションの源流を探ったり、これからの衣生活がどうあるべきかを学んでいきます。ファッションビジネスのことやコンピュータの活用も学びます。また、よりよい衣服とするには、デザインだけでは不十分で、衣料の素材・品質・性能を見抜く目も必要です。そういう学習を通じて、2級テキスタイルアドバイザー(衣料管理士)資格の取得も可能です。(詳細は取得できる資格のページで)卒業後は、アパレル産業・繊維産業などの、企画・製造・販売・品質管理などの分野で、生活者・消費者の視点に立った活躍ができるようになることを目指します。

インテリアコース

「住」を学ぶインテリアコースでは、住宅・インテリア・家具・生活雑貨などを対象に、快適な住環境づくりをめざして、それに必要な多くの考え方や知識を学びます。そのためには、実際に手を動かして身につけることも大切なので、イメージや具体的な発想などを表現し、伝達する方法として、図面をかいたり模型を作ることもします。コンピュータを使って描いたり表現したりすることも学びます。そういう学習を通じて、インテリアコーディネーターの取得につなげることもできます。  卒業後は、女性の感性を活かし、インテリア・住宅産業などの、企画・営業などの分野で活躍ができるようになることを目指します。二級建築士やインテリアプランナーなどの資格をとることもできます。(詳細は資格取得 のページをご覧ください。)


「短大」という選択~本学短大のメリット~


  • 実践的・専門的な内容を2年間で、しっかり学ぶことができます。早く社会に出て活躍したい人、集中的に学びたい人に最適です。
  • 低い年齢で資格取得ができる場合もあり、社会で即戦力として活躍ができます。(例:短大・インテリアコース卒業時に、二級建築士の受験資格を取得できるので、大学3年生と同じ年齢で二級建築士を取得することが可能。)
  • 卒業後は、就職だけでもなく、「もっと学びたいので大学への編入学する」「短大で総合的な力を身につけたので、技術を習得するために専門学校等に進学する」などさまざまな進路を選択できます。そういう意味で、将来へのファーストステージとして位置づけることができます。高校卒業後専門学校等に進学するのではなく、短大で基礎的なことを身につけた上で、将来を見据えながら専門学校等で専門技術を学ぶ道を選ぶ人もいます。
  • キャンパスは4年制大学と共通で、授業も大学と同じ教員が担当し、教室や設備も大学と一緒に使います。大学生と短大生が一緒に学ぶ共通教育科目(約250科目から自由に選択)も受講できます。

「短大」というファーストステージ~多様な進路~


就職

学んだことを活かせる専門職はもちろんのこと、短大での学びを総合的に活かせる様々な職種で活躍しています。本学短期大学部は、長い歴史があり、実社会では10万人ものOGが活躍しています。
詳細は進路・就職 のページをご覧ください。

編入

大学・生活環境学科3年生への編入学の道も開かれています。修業年限の短い短大・生活造形学科に入ったけれども、さらに勉強しようと編入を目指した人、第一志望だった大学・生活環境学科に合格できなかったので、短大に入学して編入を目指した人、様々な理由で毎年多くの編入志願者がいます。(Q&A のページもご覧ください。)

短大・生活造形学科から大学・生活環境学科への編入学結果(定員20名)

編入学年度 志願者数 合格者数
2008年度 41 25
2009年度 30 25
2010年度 43 22
2011年度 50 25
2012年度 57 26
2013年度 38 25
2014年度 30 21
2015年度 26 20
2016年度 34 26
2017年度 41 25
2018年度 39 23
2019年度 36 24
2020年度 46 29
2021年度 38 26
2022年度 37 28
2023年度 25 25

※編入学試験(第1次)は、短大2年次の5月に行われます。短大1年時の成績や面接で総合的に評価します。大学・短大の入試科目とは異なる尺度での評価ですので、入試で力が発揮できなかった人にも大学・生活環境学科への進学の道が拡がっています。

また、他の四年制大学に編入学する人もいます。

最近の主な編入学先

同志社大学・商学部・商学科、 同志社女子大学・現代社会学部・社会システム学科、京都造形芸術大学・環境デザイン学科・建築コース、京都造形芸術大学・環境デザイン学科・インテリアデザインコース、佛教大学・社会福祉学科、桃山学院大学・経営学部、大阪芸術大学・デザイン学科・スペースデザインコース、大阪芸術大学・放送学科・アナウンスコース、梅花女子大学・情報メディア学科、関西学院大学・法学部、近畿大学・文芸学部・芸術学科、関西外国語大学・国際言語学部・国際コミュニケーション学科、大阪樟蔭女子大学・被服学科、四天王寺大学・教育学科・保健教育コース、甲南女子大学・人間科学部・文化社会学科、神戸女子大学・教育学部、神戸女子大学・家政学部・家政学科、神戸松蔭女学院大学・人間科学部・心理学科、神戸芸術工科大学・デザイン学部・ファッションデザイン学科、山口県立大学、愛媛大学・法文学部・総合政策学科、佐賀大学・文化教育学部・人間環境課程など

専門学校等への進学

一旦短大で2年間幅広く学んだ後、専門学校等でより高度で専門的な技術を修得する道もあります。本来3年の就業年限のコースを2年間で修了できる場合もあり、短大における総合的な学びと、専門学校等での技術の修得を、四年制大学卒の年齢でできることになります。
短大・生活造形学科、および、大学・生活環境学科のアパレルコースを卒業後、世界的なファッション教育機関のエスモードジャポンに進学する人は、入学金が全学免除されます。また、通常3年間の学習期間を2年間で修了できる道も設けています。

最近の主な専門学校等の進学先

上田安子服飾専門学校、大阪モード学園、大阪文化服装学院、神戸文化服装学院、文化服装学院、エスモード・ジャポン大阪校、大阪デザイナー専門学校、バンタンデザイン研究所、ビジュアルアーツ専門学校、創造社デザイン専門学校、大阪総合デザイン専門学校、町田ひろこインテリアアカデミー 、大阪コミュニケーションアート専門学校、大阪芸術大学付属大阪美術専門学校、スペースデザインカレッジ、京都建築大学校など