インテリアコーディネーター資格試験に、 生活環境学科の学生15人が合格しました。
生活環境学科の学生15人が、2024年度のインテリアコーディネーター資格試験に合格しました。
インテリアコーディネーター資格試験は、インテリア産業協会が実施する、快適な住まい空間のための専門知識を幅広く問われる試験で、一次試験(学科科目)と二次試験(論文・プレゼンテーション科目)があります。今回の合格者は1,767人で合格率は24.9%という狭き門でした。
合格者は次の通りです。(2025年3月の所属学年)
生活デザインコース 2年 多田陽茉里さん、寺井万葉さん
3年 菅花菜子さん
環境デザインコース 3年 藤本明日海さん、水野葵さん、森久陽和さん
4年 更家ひとみさん
建築デザインコース 2年 木村弥嵯さん、吉田愛唯さん
3年 安藝ひなたさん、大田成美さん、牧村美矢子さん、山﨑優衣さん、米谷萌花さん
まちづくりコース 4年 植原玲香さん
安藝さんは資格取得のきっかけについて、「今まで授業で学んできたことを自分のものにしたかった。また、資格を取得することによって就職活動を有利に進めることができるのではと思ったからです」と話しました。
また合格者の15人は、本学のインテリアコーディネーター試験対策講座を受講しており、大田さんは「独学での勉強だと何からすれば良いのかわからなかったり、計画的に勉強できなかったりすると思いますが、IC講座は毎回小テスト等があるのでそれに向けて着実に勉強をしていくことでしっかりと知識が定着していきました」と話しました。
山﨑さんは資格取得を目指す後輩たちに向けて、「資格取得には、時間がかかり大変なことだと思いますが、持っておくと必ずどこかで役に立つと思います。また、まだ時間がある学生のうちに勉強をして、取っておくことをオススメします!」とエールを送りました。
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生活環境学科の三宅正弘教授が、船上で八幡市の小中学生に地元の魅力を解説、子どもたちが地域の物語づくりにチャレンジ。
京都府八幡市で4月13日、市内の小中学生を対象にした大阪・関西万博開催記念「八幡市クルーズ~やわたの物語を巡る~」が開催されました。船上では、生活環境学科の三宅正弘教授が市の魅力を解説。参加した児童生徒と保護者計90人が、琵琶湖からの宇治川、京都からの桂川、三重からの木津川が出合い、淀川となる三川合流の風景や、背割堤に植えられた250本の桜を楽しみました。背割堤は、毎年20万人が集まる花見の名所です。
三宅ゼミの学生たちも、子どもたちと一緒に、川に誕生した無人島の名前を一緒に考えたり、背割堤をテーマにした神話や昔話のような物語づくりに取り組んだりしました。子どもたちは、想像力をふくらませ、島の名前や、背割堤の物語を発表しました。
小学4年の男子児童は、「クルーズで巡ったコースを、今度は歩いて回りたい」と話し、地元への関心を深めました。参加した三宅ゼミ4年の井上遥さんは、「自分の言葉で伝える大切さを学べました」と述べ、同4年の岩田梨里さんは「神話が生まれる場所の面白さを感じました」と振り返りました。
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生活環境学科の三宅ゼミが西宮市100周年記念イベントでオリジナルカレンダーづくりのブースを出展しました。
西宮浜総合公園で西宮市100周年記念事業「たのしや、にしのみや」フェスティバルが6日、開催され、生活環境学科の三宅ゼミ(三宅正弘教授)の学生が、レクリエーション広場でオリジナルカレンダーづくりのブースを出展、70人以上が参加しました。
参加者がカレンダーを自由にデコレーションできるワークショップで、ゼミの学生11人がエントリーから設営まですべて自分たちで企画しました。学生はブースに西宮市のキャラクター「みやたん」や色とりどりのペン、手作りのオリジナルスタンプなどを用意。参加した子どもたちはひとりずつ学生とペアになってカレンダーづくりに取り組み、スタンプやイラストを使って自由にデコレーションしました。
ゼミの学生たちは、日ごろから暮らしにまつわる生活デザインを学んでおり、デザインを地域貢献に活かす方法を探っています。参加者は完成した作品を手に学生たちと記念撮影し、大切そうに抱えてお土産に持ち帰りました。参加した小学3年生は「かわいいスタンプがたくさんあったので、いろいろなアイデアが浮かびました」と話していました。
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大阪・関西万博を前に、生活環境学科の小林綾佳さん(2025年3月卒)が水都・大阪を巡る新しいクルーズ船の命名者に。
4月13日に開幕する大阪・関西万博に向け、水都・大阪を巡る新しいクルーズ船の命名者に、武庫川女子大学生活環境学科三宅ゼミ(三宅正弘教授)の小林綾佳さん(2025年3月卒)が選ばれ、「セレーネ」と命名しました。船は大阪で観光遊覧船を運航する一本松海運(本社・大阪市北区)が新造船を計画し、エンジンはトヨタ自動車が開発したハイブリッドを観光船として初めて搭載したもので、今春からお目見えします。
小林さんは三宅教授のゼミで3年生の時から、三宅教授が手がける自分たちが暮らす身近な街を船から見てみようという取り組みで、豊中市の神崎川クルーズや浪速区の木津川・道頓堀川クルーズのプロジェクトに参加し、卒業研究では子どものころから慣れ親しんだ淀川のクルーズの魅力を伝える研究に取り組みました。昨年10月には大阪市浪速区の100周年(2025年)プレ事業として開催された道頓堀川・木津川クルーズに参加し、「歴史だけでなく、カフェやホテルと新しい景観が生まれていることを実感しました」と話していました。
水都・大阪を巡る様々なクルーズ船の観察をする中で、新造船を計画した「一本松海運」から命名の依頼があり、「セレーネ」に決定しました。「セレーネ」はギリシャ神話の「月の女神」で、小林さんは「船体の色味から着想しました。関西・大阪万博が成功しますように。また、この船が安全に末永く人ともにあることができますように、という願いを込めました」と話しています。
小林さんと三宅教授は3月27日、一本松海運の一本松榮社長とともに「セレーネ」の試乗を行いました。
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小学校区ごとの特性を生かした授業に取り組む生活環境学科の三宅正弘教授が芦屋市立精道小学校で、松をテーマにした授業を行いました。
生活環境学部の三宅正弘教授が芦屋市立精道小学校の図画工作の教諭から「地域に根差した創作活動に役立つ授業を行ってほしい」という依頼を受け、2024年度後期、主に「松」をテーマに授業を行いました。三宅教授は、地域の歴史や資源、ならではの魅力を生かし、小学校区ごとに出前授業を展開しています。精道小学校のある校区は松並木があり、古くから画家や作家たちの作品に描かれてきました。同小学校の中庭にはかつての松林の松も残っています。
「松」をテーマにした授業では、5年生の3クラスを対象に、1時間の講義と、1時間の制作活動を行いました。講義では「近くの松林では、戦後、国際的に知られる前衛芸術の『具体』の屋外展覧会が行われた」など、校区とアートの関係について話題を展開。制作では、松林でのアートイベントについて提案を行いました。ある児童は「松林の松が踊っているように見えた」として、松に衣装を着せ、舞踏会をテーマにしたイベントを提案。「松」から想像を膨らませ、ユニークな提案が次々と発表されました。
2025年6月に実際に松林で展示を行う予定。三宅教授は「それぞれの校区で地元ならではの授業が広がっていくことで、校区の個性が際立ち、より魅力的になることを子どもたちと一緒に考えていきたい。次からは、子どもたち自身が題材を探す授業に取り組みたい」と話しています。
三宅教授は19年前に徳島大学から本学に赴任した際、当時、地元でも忘れられた存在になっていた鳴尾イチゴの復活に取り組み、これを教材とした小学校での出前授業に取り組んだのをはじめ、地元の小学校の校区内の地域資源に着目し、それらを使った授業を各地で手掛けてきました。芦屋市では同市立山手小学校で、かつて石の産地として大阪城の石垣や山手の住宅地に無数の石垣の石を産出していた地域の歴史を伝えると同時に、その石を使ったまちづくりを考える授業や、地元の石を使った石ころアートの授業を行っています。
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