武庫川女子大学の公式サイト にも、当学科に関係した話題(ニュース)等が紹介されていますのでご覧ください。
以前のTopicsも以下のリンクからご確認いただけます。


2023


生活環境学部長三好庸隆教授が、台湾の銘傳大学で招待講演
2024.3.27

<武庫川女子大学 「ニュース・最新情報」 より転載>

 台湾の銘傳大学で3月15日、「銘傳大学2024年高等教育卓越に向けての国際シンポジウム」(2024 International Symposia on Striving for Excellence in Higher Education)が開催され、生活環境学部長の三好庸隆教授が講演しました。
 同シンポジウムは、多くの分野で多数の研究発表が行われます。三好教授は設計学部における基調講演に招待され、「AI,デジタル時代の都市圏郊外再編」(Reorganization of metropolitan suburbs in AI and digital era)と題し、約1時間の講演を行いました。
 講演前、開会式典では、銘傳大学総長と三好教授とが記念品を交換する場面があり、三好教授からは武庫川女子大学の85周年記念品が、総長夫妻に手渡されました。
 講演会場の入り口には、銘傳大学が世界各国の大学と連携協定を結んでいることから、各大学の記章がパネル展示されており、武庫川女子大学の記章もその中心部にレイアウトされていました。

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生活環境学科3年生が二級建築士試験に合格しました。
2024.3.27

<武庫川女子大学 「ニュース・最新情報」 より転載>

 生活環境学科3年生の林愛結さんが2023年度二級建築士試験に合格しました。二級建築士試験は住宅および一定規模までの建築を設計する際に必要な国家資格。今年度の合格率は22.3%と難関です。
 本学の短期大学部 生活造形学科では所定の単位を取得して卒業すると、二級建築士の受験資格を得ることができます。短大を卒業した林さんは本学に編入後、就職活動でアピールできる点や働きながらの試験対策は難しいと思い、在学中の二級建築士合格を決意。
 「通常の講義に加え、資格講座の課題やアルバイトなどを並列してこなすことが大変だった」と話す林さん。課題に取り組む時間をあらかじめ計画するなど、スケジュール管理を徹底して行うことにより、受験に向けて準備を重ねました。
 林さんは建築士を目指す後輩たちに向けて「とても大変だと感じることは沢山ありましたが、二級建築士を取得したいという強い気持ちがあったことで最後まで頑張ることができました。強い気持ちがあれば、良い結果が待っています。無理をせずに、頑張ってください。応援しています」とエールを送りました。

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生活環境学科4年生が、日本インテリア学会関西支部の学生研究発表会で優秀賞を受賞しました。*要旨と作品画像を掲載しました。是非ご覧ください!
2024.3.25

<武庫川女子大学 「ニュース・最新情報」 より一部転載>

 日本インテリア学会関西支部の第3回学生研究発表会が3月2日、オンラインで開催されました。インテリアや住宅、建築、環境等を学ぶ学生が、課題やゼミで取り組む研究やプロジェクト、デザインを発表するもので、今回は論文9、作品23の発表がありました。武庫川女子大学生活環境学科からは、4年生4人が参加。生活デザインコース4年、山路真白さんの作品「観光客と地域住民を繋ぐコミュニティ型複合施設と土産品の提案」が優秀賞を受けました。
 山路さんの発表は、「父母ケ浜」などの観光地が人気の香川県三豊市を活性化するには「観光客と地域住民の交流場所を作る」「香川県の隠れ特産品の知名度を上げる」という2つの軸が必要と考え、沿岸部にも山間部にもアクセスしやすい場所に、コミュニティ型複合施設を建設することを想定。田んぼやため池など、その地域ならではの自然を楽しみながら、イベントやアクティビティができる新たな観光地を形成しようと提案しました。建築、インテリア、庭などの空間から、特産物のためのパッケージデザインまで、三豊市の豊かな自然を活かした細やかな提案が評価され、受賞につながりました。

要旨                    作品

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生活環境学科まちづくりコースの学生が小豆島土庄町のまちづくり提案を行いました。
2024.3.22

<武庫川女子大学 「ニュース・最新情報」 より転載>

 生活環境学科まちづくりコースの2年生と3年生が「フィールドデザイン特別演習」(伊丹康二准教授・北原摩留准教授・大塚一歩非常勤講師・水野優子准教授)の授業で、地域の課題や魅力を調査・分析し、課題解決や豊かな暮らしにつながる企画・提案を行いました。
 本演習は、大学と包括連携協定を締結する香川県の小豆島土庄町の協力のもとで実施する集中講義で、今年で4年目の開講となります。
 今年度、学生は、土庄町の戸形地区、肥土山地区の2つの集落で3泊4日のフィールドワークをおこない、農村歌舞伎をはじめとする伝統行事の継承、農業や空家の実態、学校跡地の利用状況、豊かな自然などの地域資源等について、ヒアリング調査、観察調査などを実施。その結果をもとに地域の課題解決や魅力の増進につながる企画・提案を行いました。
 授業最終回の講評会では、オンラインで土庄町役場の方々に向け、各自のまちづくり提案をプレゼンテーションし、学生の提案をもとに、活発な意見交換を行いました。

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生活環境学部の2年生が阪神間ベイエリアに関するまちづくり提案会を行いました。
2024.3.22

<武庫川女子大学 「ニュース・最新情報」 より転載>

 生活環境学部の「阪神間文化論」(三宅正弘教授)を履修する2年生80人が今年度、兵庫県立海洋体育館で行われた阪神間のベイエリアまちづくり提案会で阪神間ベイエリア(阪神間ベイ)の魅力を発信するためのアイデアを発表しました。
 「阪神間文化論」では本学が立地する阪神間の地域が明治末から昭和初期にかけて全国に先駆けて「阪神間モダニズム」と呼ばれるような新しいライフスタイルを築きあげてきたことを学んでいます。学生たちは講義を通して阪神間エリアの魅力を知るとともに、企業などと連携して情報発信を行っています。
 今学期は海からの魅力発信という点に着目。これまで三宅正弘教授が兵庫県スポーツ協会と海洋体育館などと連携して行ってきた芦屋浜と西宮浜を結ぶ渡船の社会実験をもとに、学生たちはこの渡船ルートを体験しました。学生たちは10グループに分かれて香櫨園浜、御前浜、芦屋マリーナなどに行き、船に乗って阪神間ベイの地域による景観の違いを観察しました。
 学生たちはフィールドワークで体感・学んだことを生かし、阪神間ベイのまちづくり提案会でアイデアを発表。甲子園浜や西宮浜などを夕日とともに楽しむサンセットクルーズやビーチクルーズ、カフェ・レストランのデザイン案などを提案しました。
 まちづくり提案会を聴講した海洋体育館の久保敬館長は「このエリアのリノベーション構想などの参考にしたい」と話しました。
 この講義の活動は1月19日の神戸新聞で掲載されました。

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学科の教員による学問のミニ講義、期間限定の公開です。ぜひご覧ください。
2024.3.16

外部サイトの「夢ナビ」に掲載されています。

 武庫川女子大学生活環境学科の教員による学問のミニ講義

「住まいとまちづくりから、未来の暮らしを考える」
「立体を構成するパターン~服作りの設計図から考える」

 学科の2名の教員によるそれぞれ約30分の講義動画です。視聴は登録不要,無料です。ぜひご覧ください。

学科の教員が本を出版しました。
2024.3.16

 学科の教員が本を出版しました。

『CADパターンメーキング入門 作図から3Dバーチャルフィッティングまで』 著者:末弘 由佳理,池田仁美

 武庫川女子大学 生活環境学科で開講の「ドラフティングCAD実習Ⅰ」 「ドラフティングCAD実習Ⅱ」、短期大学部生活造形学科で開講の「アパレルCAD実習」の指定図書(教科書)として使用しています。アパレルCADの基礎知識だけではなく、パターンメーキングについても解説されています。アパレルCADを学び始めた方にぜひ読んでほしい一冊です。フルカラー印刷で、イラストを多く使用するなどビジュアル的に分かりやすくなるよう工夫しています。

 本書は、日本家政学会の新刊紹介コーナー に掲載されました。

生活環境学科の三好ゼミの学生6人が、連携する豊能町に卒業研究報告をしました。
2024.2.21

<武庫川女子大学 「ニュース・最新情報」 より転載>

 生活環境学科の三好ゼミ研究室(三好庸隆教授)の4年生6人が本学と包括連携協定を結ぶ大阪府豊能町のまちづくりをテーマに卒業研究に取り組み2月16日、豊能町の関係者らを前に、研究報告を行いました。
 武庫川女子大学は2017年4月に大阪府豊能町と包括連携協力に関する協定を締結しており、三好ゼミでは毎年、卒業研究として豊能町のまちづくりの課題に取り組んでいます。本年度は8人が取り組み、うち6人が中央キャンパスで研究成果(設計、論文)を発表しました。発表の場には、豊能町建設部の職員をはじめ大阪大学、株式会社オリエンタルコンサルタンツの関係者も参加し、学生と質疑応答しました。発表内容を高く評価するコメントが多く寄せられました。
 発表した6人の研究タイトルは下記のとおり。

・小栗聡美さん「丘の上で集い、奏でる」(設計)
・下村鈴花さん「巡り、出会う森」(設計)
・大塚詩月さん「とよのシニアハウス」(設計)
・早川歩夏さん「にぎわい通り」(設計)
・森田つぐみさん「郊外住宅地における街区公園の活性化の可能性に関する研究」(論文)
・藤野祐華さん「鉄道無人駅の現状と活用実態に関する研究」(論文)

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生活環境学科の学生が芦屋市に寄贈したオリジナル絵本を使って読み聞かせ会を行いました。
2024.2.14

<武庫川女子大学 「ニュース・最新情報」 より転載>

 生活環境学科の授業で学生が手がけ、芦屋市に寄贈した絵本「さくらまちとミライ」を使った読み聞かせ会が1月30日、芦屋市立精道こども園で開かれました。
 「さくらまちとミライ」は生活環境学科3年の笹井愛未さんと大道柚香さんが原画からストーリーまで手作りしたオリジナル絵本。芦屋市に住む「ミライ君」が5人の桜の妖精と出会い、芦屋市の魅力を発見する物語です。
 昨年7月にワークショップで披露し、資金を集めてハードカバーに製本した50冊のうち14冊を11月、芦屋市に寄贈しました。精道こども園にも配架され、今回の読み聞かせが実現しました。
 読み聞かせは、同園の5歳児49人を対象に笹井さんと大道さんが行い、子どもたちは集中して聞き入りました。
 「大人になった時、どんなみらいのまちに住みたい?」と尋ねるシーンでは多くの園児が手を挙げ、「みんなが笑顔のまち」や「桜が咲く平和なまち」などと答えました。
 読み聞かせに続き、絵本のキャラクターをモチーフに、「自分だけの妖精メダルを作ろう」、「楽しくお絵かきをしよう~大人になった時どんなまちに住みたい?~」と題し、ワークショップを行いました。
 園児たちは楽しく過ごしたお礼に学生たちに感謝状と歌をプレゼントし、「またきてね」「絵本もっと好きになったよ」などと呼びかけました。

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生活環境学科2年生が産官学連携まちづくりプロジェクトで「水都・大阪の安治川の魅力とクルーズの提案」に取り組み、講評会を実施しました。
2024.1.26

<武庫川女子大学 「ニュース・最新情報」 より転載>

 生活環境学科の「フィールドサーヴェイ実習」(三宅正弘教授)で、2年生が産官学・地域連携まちづくりプロジェクトとして「水都・大阪の安治川の魅力とクルーズの提案」に取り組み、23日、講評会を行いました。今年の同実習では「一本松海運」の協力で、水都・大阪の安治川、道頓堀、堂島川、土佐堀川で船を使ったフィールドサーヴェイを実施。今後のまちづくりや水辺クルーズの提案をまとめました。
 講評会ではコメンテーターとして大阪府の西大阪治水事務所から水都再生課長の辻本健氏と主査の田崎真吾氏、一本松海運の吉田公司氏と宮脇玲香氏の4人が参加。学生は、安治川をテーマに「水都・大阪の魅力」を動画にまとめ、「商業地では感じることのできない倉庫やサイロ、工場建築の魅力」、「安治川は安心できる空間」、「アートと芸術の空間の連続」などと発表しました。学生の提案に対し、講評者は「これまで見えてこなかった視点」「気づかなかった新しいアイディア」などとコメント。今後の課題として「船に乗れば魅力を感じてもらえるので、まずは船に乗ってもらうための方策を検討すべき」など、多彩な視点が示されました。
 三宅教授は「学生たちのクリエイティブな提案やデザイン、また共創への提案などに多くのことを学びました」と話しています。

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生活環境学科の学生がTVに出演しました。
2024.1.12
生活環境学部長 三好庸隆教授の著書『オールドニュータウンを活かす!』が出版されました。
2023.12.22

<武庫川女子大学 「ニュース・最新情報」 より転載>

 ニュータウンの計画・設計に多数携わってきた三好教授が12月、『オールドニュータウンを活かす!―理想都市の系譜から多様な暮らし方の実現へ』(大阪大学出版会)を出版しました。ニュータウンの現状に悩むすべての関係者に、考え方の大きな枠組を提言するとともに、具体的な取り組みの“手引書”にもなっています。
 戦後の住宅ニーズにこたえて各地で開発された日本型ニュータウンは、全国で2022地区、総事業面積は大阪府の面積に匹敵する18.9万ヘクタールに上るとも言われ、その多くのニュータウンが少子高齢化によって「オールド化」しています。本書では買い物難民、空き家問題、住宅や施設の老朽化などネガティブな面がクローズアップされがちなニュータウンを再評価。郊外再編とオールドニュータウンの、暮らしの活性化に向けて具体的なビジョンを提言します。関西のニュータウンにスポットを当てている点も特色です。
 第Ⅰ部では19世紀、イギリスのハワードが提唱した「ガーデンシティ(田園都市)」に始まる世界の「ニュータウン」の系譜を概観します。日本では、本格的なニュータウンが現れたのは戦後になってから。1962年の千里ニュータウンが第1号とされています。以後、各地で大小のニュータウンが開発されましたが、その多くが少子高齢化とともにオールド化の道をたどっています。
 第Ⅱ部では日本のニュータウンにフォーカス。事例として、明石市と神戸市にまたがる明舞団地の取り組みを紹介。兵庫県と兵庫県住宅供給公社が事業主体で1964年に入居を開始した県内最古のニュータウンです。三好教授は2006年度の「明舞団地再生アイディアコンペ」で最優秀賞を受賞して以来、継続的に明舞団地の活性化に取り組んでいます。
 オールドニュータウンには「住環境のリフォーム」「在宅医療・介護」「子育て環境の整備」「デジタル時代の郊外住宅地のあり方」など、社会課題解決に向けての潜在的市場があると三好教授は指摘し、再生ではなく「活かす!」発想が必要と訴えます。オールドニュータウンを活かすビジョンとして、「コミュニティ力の強化・まちの魅力強化」「多様な担い手を育てる」「都市圏中心部と新たな補完関係・共創関係を形成する」など5つのビジョンとビジョンごとの取り組むべき事項を32のTO DOリストに纏めて列挙し、最後に現場の声にQ&Aで答えています。
 三好教授は「日本版ニュータウンはかつて輝いていた。それをたかだか50年くらいでオールドニュータウンと嘆くのはいかがなものか。日本の地方創生や魅力的郊外形成のために、“活かす!”という発想で取り組むべきで、産官学が総力を集結して、新しいライフスタイル、新しい地方、新しい郊外のあり方を検討し、様々な生活密着型ビジネスの参入を呼び込む仕掛けをすべきだ」と話しています。

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生活環境学科の学生が手がけたオリジナル絵本「さくらまちとミライ」が完成。芦屋市に寄贈しました。
2023.12.18

<武庫川女子大学 「ニュース・最新情報」 より転載>

 生活環境学科の授業から生まれた「えほんみらいプロジェクト」によるオリジナル絵本「さくらまちとミライ」が完成し、11月30日、学生たちが兵庫県芦屋市に寄贈しました。
 「えほんみらいプロジェクト」は、絵本を通してまちの未来を考えようと、生活環境学科まちづくりコースの「フィールドデザイン演習Ⅲ」の前期授業を履修した生活環境学科3年、大道柚香さん、同、笹井愛未さんが立ち上げたプロジェクトです。
 今年7月、兵庫県芦屋市で開催された「茶屋七夕フェスタ」で、学生たちがワークショップを行い、地域の人の声を取り入れて絵本『さくらまちとミライ』(48ページ)の原案を作りました。芦屋市に住むミライ君が5人の桜の妖精と出会い、芦屋市の魅力を発見する物語で、学生が原画からストーリーまですべて手作りしました。これを子どもたちに手に取ってもらいやすいハードカバーの本にするため、絵本のキャラクターグッズ等を作成。文化祭等で販売して売り上げを製本費の一部にあてました。
 このほど、芦屋市や茶屋之町自治会にも製本資金の協力を得て絵本50冊が完成。芦屋市役所と茶屋之町自治会に寄贈しました。芦屋市では高島俊輔市長に学生たちが直接活動を報告し、絵本を手渡しました。
 絵本は今後、芦屋市の公共施設や学校を中心に配架される予定。2024年1月には、製本した絵本のお披露目として、芦屋市の子どもたちに読み聞かせ会を実施する予定です。
 大道さんと笹井さんは「自分たちで0から作った絵本が、多くの方々の協力で形になり、地域に届けることができて嬉しく思います。この絵本を見て子どもたちがさらに自分のまちを好きになり、未来を夢見てくれたらうれしいです。この絵本が長く地域の方に愛されますように」と話しています。

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生活環境学研究科の学生2人が、難関の繊維製品品質管理士試験に合格しました。
2023.12.07

 令和5年度の繊維製品品質管理士(通称:TES=Textiles Evaluation Specialist)の試験に老家初果さん(大学院生活環境学研究科修士課程1年)と同じく大学院生活環境学研究科修士課程1年の2人が合格し、11月1日に有資格者として登録されました。合格率20%程度と、現職者でも難しいとされる資格試験に挑戦し見事に難関を突破しました。
 繊維製品品質管理士(TES)は、アパレル・繊維業界の企業活動の合理化・消費者利益の保護・企業と消費者の信頼関係の改善を図ることを目的として、商品企画・商品仕入・品質の設定や判定を行うといった任務を遂行できる素養を身に付けた人に与えられる資格です。社会的に大きな信頼が得られ、業界でも高い評価を得ている資格の一つでもあります。 今年度は7月9日に全国6会場で試験が行われ、受験者1,448人のうち300人が合格しました(合格率:20.7%)。
 合格した老家さんは、「まさか1発で合格するとは思っていなかったので、嬉しいやら、驚くやら、というのが率直な感想です。TESに向けて自力で勉強してきたこと以上に、日々の授業を通して学び得た知識の積み重ねがあったからこそ今回の合格に繋がったと実感しています。TESの受験を検討中の皆さんも、今合格に向けて頑張っている皆さんも、これはゼロからのスタート、長い道のり…ではありません。既に確かな土台のある状態で、頑張れば合格はすぐそこという地点に立っているはずです。ぜひ自信を持って挑戦して頂きたいと思います。」(写真)と話しました。

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 武庫川女子大学 生活環境学部 生活環境学科および短期大学部 生活造形学科では、繊維製品品質管理士(TES)試験の受験を奨励しています。

 【参考】生活環境学部 生活環境学科、短期大学部 生活造形学科 「資格取得ページ(繊維製品品質管理士)」

【活躍する卒業生36】流しの洋裁人 原田陽子さん(生活環境学科2007年卒)
2023.10.27

<武庫川女子大学 「ニュース・最新情報」 より転載>

 織物の産地である山梨県富士吉田市を拠点に日本でただ一人、「流しの洋裁人」を名乗る原田さん。全国どこにでも出向いてミシンと生地をその場で広げて服を作り出す活動には、食品ロスならぬ服ロスへの警鐘と、服作りを知る人だからこその愛が込められています。
 「昔はミシンを踏む姿が生活の中にあったのに、今では服は機械が作ると思っている人さえいる。背景に思いを巡らせば、服が嘘みたいな安値で売られているのがおかしいと感じるし、服を雑に扱うことも躊躇するはず」。
 デニムの産地・岡山県出身。小学生のころから服作りが得意で、「東京の服飾専門学校に進みたかった」。武庫女への進学は親の許容するエリアとの折衷案でしたが、「服飾を科学的に学べて資格もいろいろ取れる」学科の学びは魅力的で、「原田は大学に住んでいる、と言われるくらい、朝から夜まで、休日も大学にいましたね。文化祭のファッションショーにも毎年打ち込み、課題制作や課外活動を通して一生ものの友だちがたくさんできました」と振り返ります。
 営業企画として就職したアパレルメーカーは海外の安い労働力に頼る「ファストファッション」が主流で、「自分が目指したいモノづくりとは違う」という思いがありました。会社から「一人前」の目安として提示された目標を達成した後、「生き方を模索するため」母校に戻り、助手として働きながら専門学校(夜間土日)や通信制大学院で学ぶ道へ。
 転機は2014年。他大学の文化祭で洋裁の屋台を出店したところ、1着1万円近くするセミオーダーの服が次々に売れました。これが「流し」のデビューとなり、以後、折り畳み式の屋台を持って各地で移動式のセミオーダー服屋を開くように。当初は大学講師と兼業したり、都内で流し一本で生活したり。紆余曲折の末、富士吉田市に落ち着き、2020年から再び流し一本の生活に。出産やコロナ禍で活動は制約を受けましたが、関東を中心にオーダーは引きも切らず。昨年、二人目の子どもを出産し、子育てとの両立で多忙な日々を送っています。
 さらに、全国に残る機神信仰を記録するフィールドワーク研究にも取り組んでいます。クラウドファンディングで支援を呼びかけたところ、武庫女時代の恩師や友人からも続々と手が上がり、2週間で目標を達成。ネクストゴールに挑戦中です。「夢は全国各地に拠点をおいて移動しながら洋裁の受注を取ること」という原田さんにとって、機神信仰研究はまさにライフワーク。「人生を総動員してやり遂げたい」と力を込めました。

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生活環境学専攻修士1年の老家初果さんが,日本家政学会関西支部第45回研究発表会で若手優秀発表賞を受賞しました.
2023.10.18

<武庫川女子大学 「ニュース・最新情報」 より転載>

 近畿大学奈良キャンパスで14日に開催された日本家政学会関西支部第45回研究発表会で、生活環境学研究科生活環境学専攻(澤渡研究室)の老家初果さんが若手優秀発表賞を受賞しました。
老家初果さんの研究発表は、「着るナタデココ 3種の食用オイルによるバクテリアセルロースのレザーライク化」。食品として知られるナタデココを培養し,オイル処理と乾燥を経て皮革に似た衣料素材を得るための条件検討を行ったものです。
この研究発表会では例年、各発表会場から1件の優秀賞が選ばれます。本年度は3会場が設けられ、3人が優秀賞を受賞しました。

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第12回デコリメイクチャレンジ展で生活環境学科の学生2人の作品が入賞しました。
2023.10.11

<武庫川女子大学 「ニュース・最新情報」 より転載>

 服飾品のデコ・リメイク作品を募集する「第12回デコリメイクチャレンジ展」で、生活環境学科1年の吉元美夏さんと同3年の小幡はな乃さんの作品が入賞しました。
このコンテストは、西日本の大学・短期大学・服飾専門学校の学生を対象に、既存の服飾品をベースにデコ・リメイクした作品を募集し、優れた作品を表彰する産学連携イベントです。応募作品は業界関係者で構成する審査員が審査し、入賞作品は9月8日・9日開催の「2023 OSAKA手づくりフェア」会場で特別展示されました。本学からは2名の作品が入賞し、吉元さんの作品が展示されました。

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2022年11月12日に開催されたJID(日本インテリアデザイナー協会)デザイン学生シンポジウム2022「輝く未来につながるデザイン」の学生部門に、生活環境学科1年生4名が参加し、特別賞を受けました。
2023.08.04

 2022年11月12日に開催されたJID(日本インテリアデザイナー協会)デザイン学生シンポジウム2022「輝く未来につながるデザイン」の学生部門に、生活環境学科1年生4名が参加し、特別賞を受けました。池内彩奈さん、大田成美さん、村上可奈さん、米谷萌花さんです。例年、学生の受賞は『生活環境学研究』の「学科活動報告」に掲載されますが、今年度より紙媒体の冊子がなくなり、リポジトリに一本化することになりました。編集業務上、ちょうど端境期の受賞だったため、少し遅れてのHPアップとなりました。
 JIDのシンポジウムに本学は初参加、しかも発表は1年生です。入学してすぐ受講する前期授業「基礎造形実習」の課題作品のプレゼンテーションでした。したがって、いきなりの高い評価に驚いています。斎藤 俊二氏(JCD関西支部、株式会社スペース クリエイティブ事業部長)、岩尾 美穂氏(USD-O会長、パースティック協会理事、オフィスいろどり代表)、中村 孝之氏(JASIS関西支部長、生活空間研究室 代表 、JIPAK 理事)が講評されました。課題の意図を汲み取っての評価であったことも、うれしいことでした。
 この授業は、デザインプロセスを一通り経験することを通じて、2年生のコース分け以降に取り組む設計やデザインの基礎を、理解し身に着けることを目標にしています。今回プレゼンテーションした課題は、以下のような内容になっています。
 私たちの身近に日々目にする野菜や果物にも、はっとするような生き生きとした魅力、つまり、「生命感」があります。その「生命感」をもった立体空間を提案します。空間を訪れる人を、生き生きとした雰囲気に包み込むように、まず「生命感」が野菜・果物のどんな特徴によるのかを探り、抽象化して取り出します。それらを、基本的な造形手法を段階的に用いて再構築し、立体空間として完成させます。素材は、キッチンや浴室などにある見慣れた安価なものとし、そこに新しい表情を与えるために工夫してもらいます。また、近代のアーティスト・建築家・デザイナーの手法に対して、自分だったらどうするか、というところから独創性についての気づきを得ます。さらに、言語化と形態表現の間を無意識のうちに行き来することで表現力を鍛えます。100人いたら100通りの可能性に満ちた独創性がありますので、自分が面白いと感じるのはプロセスのどの段階なのかに気づいてもらえたら、と思います。
 授業では、作品と共にコンセプトシートを作成しますが、今回のプレゼンテーションには、Power Pointを用いて自分なりにアピール点を工夫してもらいました。機会をくださった酒井コウジ先生(日本インテリアデザイナー協会 国際担当理事)一緒にご指導くださった非常勤講師・吉本光繪先生(吉本剛建築研究室)にこの場を借りて、感謝申し上げます。

                   

池内彩菜さんの作品                    大田成美さんの作品                    村上可奈さんの作品                    米谷萌花さんの作品

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生活環境学科、生活造形学科の学生有志が西日本最大のクリーニング展示会である「クリーンフェスタHYOGO」の公開セミナーでプレゼンテーションを行いました。
2023.07.29

 生活環境学科、生活造形学科で被服学、アパレルを学んでいる学生の有志6名が兵庫県クリーニング生活衛生同業組合主催のクーニング展示会「クリーンフェスタHYOGO」の公開セミナーでグリーニング業界関係者に対してプレゼンテーションを行いました。「クリーンフェスタHYOGO」は西日本最大のクリーニング展示会で、衣類のクリーニングの関連機器や薬剤、サービスなどの展示や商談が行われるイベントです。2023年7月27日~29日まで神戸サンボーホールで開催されていました。その最終日である7月29日(土)の13時50分から45分間、『学生世代とその親世代が服を「取得し所有し手放す」際の意識・実態調査と、クリーニング業界ができること』と題したプレゼンテーションを行いました。学生世代やその親世代がファッションの中古品やC to Cに対してどのようなイメージを持ち、そしてどのような意識とプロセスで服を取得し、所有し、そして手放すのかを学生およびその親世代を対象にアンケート調査し、その結果をまとめ、業界への提言も加えて発表しました。
 本学科では同イベントにこれまでも2回参加しており、リメイク服によるファッションショーや企画提言の発表などを行ってきました。その詳細は、本学科が発行する教育・研究誌「生活環境学研究」にも掲載されています。

                   

2018年と2019年のクリーンフェスタHYOGOでの活動の詳細(生活環境学研究 No.7 2019)

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生活環境学科まちづくりコースの学生たちが芦屋市で「七夕飾りワークショップ」を開催。髙島崚輔市長も参加しました。
2023.07.05

<武庫川女子大学 「ニュース・最新情報」 より転載>

 武庫川女子大学生活環境学科まちづくりコース3年の学生10人 が 7月2日、兵庫県芦屋市の「茶屋さくら通り」とその周辺で開催中の「茶屋七夕フェスタ」で 「七夕飾りワークショップ」を開催しました。

「茶屋七夕フェスタ」は地域活性化を目指す「芦屋市茶屋さくら通り周辺官民連携プラットフォーム構築」の事業として、茶屋之町自治会、茶屋さくら通り事業者会、芦屋市で作る「茶屋さくら通り協議会」が主催、武庫川女子大学が共催し、7月1日から7日まで実施するものです。

「フィールドデザイン演習Ⅲ」を履修している3年生10人が授業の一環としてチームに分かれ、「七夕飾りワークショップ」「アンケート」「オリジナル絵本」の3種のプロジェクトに取り組みました。「七夕飾り」はカラフルなスタンプやセロハンで装飾した桜のカードに願い事を書き、桜の古木に飾り付けて七夕ムードを表現。アンケートは「芦屋市の好きなところ」を一言ずつ桜型のカードに書いて、大判の模造紙に描いた桜の枝に貼り付けて”満開”に。オリジナル絵本『さくらまちとミライ』は、学生二人が原画からストーリーまですべて手作りしました。芦屋市に住む「ミライ君」が5人の桜の妖精と出会い、芦屋市の魅力を発見する物語です。

会場となった「デコルテstudio」では、芦屋市の髙島崚輔市長も参加し、学生といっしょに七夕飾りを作りました。高島市長は学生たちのワークショップ作品を熱心に見学したり、説明を聞いて質問したり、学生たちと和やかに交流。この日だけで会場には約120人が来場する大盛況となりました。作品は7日まで茶屋さくら通りの桜の木に展示されています。学生たちは事前に地域の子どもたちとワークショップを行ってまちづくり絵本を作成したり、キャラクターグッズを作成したり。単発のイベントにとどまらず、まちづくりにつながる息の長い活動を目指しています。
7月7日まで、芦屋市の茶屋さくら通りとその周辺で「七夕の回廊」を楽しむことができます。

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「大学連携住宅設計課題合同講評会」で生活環境学科建築コース2年生6人が受賞しました。
2023.04.11

<武庫川女子大学 「ニュース・最新情報」 より転載>

 建築を学ぶ兵庫県内の学生が住宅の設計課題の成果を発表する「大学連携住宅設計課題合同講評会」が3月19日、神戸サンボーホール大展示場で開催されました。兵庫県内の建築系コースのある5大学の2年生を中心に54人が参加。5大学の教員が合同でレビューし、本学生活環境学部生活環境学科から、岡田真奈さんが最優秀賞に選ばれたのをはじめ、6人が受賞しました(いずれも建築デザインコース2年生=当時)。前野ふらのさんは優秀賞と志柿賞をダブル受賞しました。受賞者は下記のとおり。

最優秀賞:岡田真奈さん
優秀賞:前野ふらのさん
奨励賞:岩下菜摘さん
奨励賞:高木晴代さん
関西学院大学賞:島袋真衣さん
神戸芸術工科大学賞:中川貴世さん
志柿賞:前野ふらのさん

指導した生活環境学科の岩田章吾教授は、建築コースの教育方針について「各学生のvisionを活かしながら生活者の立場で住まいを丁寧に考えること」とし、「受賞は各学生の才能と努力のたまものですが、私達の教育方針が作品に良い影響を与えたのであれば存外の喜びです」と話しています。

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