学院長メッセージ
次代を担う多様な人材を育てることが、本学の使命です。
武庫川学院は1939年、教育者公江喜市郎が創設しました。2025年2月に創立86周年を迎え、学院は現在、約1万人が学ぶ大学を中心に保育園、幼稚園、中学校、高等学校、大学院に至る総合学園を成しています。
国内外の政治・経済が目まぐるしく展開し、今後はますます予測が困難な時代になります。さらにわが国では急速な少子化が到来しています。私たちはこのような時代を乗り越えて、学院の飛躍につなげなければなりません。そのために現在、取り組んでいるのが、「新しい武庫女教育」への改革です。知識偏重型教育から主体的学修教育への転換を目指すもので、これを進めるに当たり、人材育成方針「MUKOGAWA COMPASS」を策定しました。スローガンは「自ら考え、動く」。答えのない時代を生き抜くカギは、指示を待つのではなく、主体的に考え、率先して行動することであるという信念を形にしました。
本学は大規模な総合大学です。本年4月には環境共生学部を開設して13学部21学科となり、教育・研究のフィールドはさらに広がりました。多彩な学問領域が隣り合うメリットを最大化するため、他学科の科目が履修できるシステムの構築が必要です。縦には中高大院を貫く研究力の醸成、横には13学部21学科が自在に交流する学問の立体化を図っていきます。
学生が学問を通じて専門性を磨き、ポテンシャルを最大限に引き出して、納得いく進路に導けるよう努めるのが大学の使命です。次代を担う多様な人たちが本学に集い、学内外で伸び伸びと学び、成長することを期待します。
